1人で居る時間





1人きりで過ごす時間が好きです。
1人で買い物に行ったり、喫茶店でお茶したり、特に宛てもなくブラブラしたり。
高校を卒業して働き出してからというもの、1人で行動する事が格段に増えました。
単純に、サービス業の戀子と、未だ学生だったり、同じ社会人でも休みが合わない友達たちと、
予定が合わせ辛くなっただけなのだけど。


元々、人付き合いというモノが苦手なので、
煩わしさを感じる位なら、1人の方が気楽であるし、
自分の中のオンとオフの切り替えという意味で、
完全に1人になれる時間だったり空間だったりを、求めていたんだと思います。


けれど、大好きな男性と一緒に居る事の心地良さを知ってからは、
『1人』の意味合いが全く異なるものとなりました。


その人と離れた時間の孤独。
空虚なココロ。
満たされない空間。
『誰か』じゃなくて、『アナタ』に居て欲しいんだと。1人がいいんじゃないと。


見て見ぬ振りをして来た恋愛体質は、大好きだった人と離れて初めて、
逃れ様が無いほどに痛感させられました。
1人で居る事に、何をこんなにもビクついているのか。
これまでずっと、1人でやって来たのに。
怖くなんかなかったのに。


1度知った蜜の味は、忘れるには甘美過ぎる。
忘れる事、出来る訳ないじゃないの。


けれど。
恋愛体質だと思っていたものは、実はただただ依存でしかなかったと気付いたその日から、
1人で過ごす事の意味を、再び取り戻しました。
怖かったのは『1人』になる事ではなくて『独り』になる事だったのに。
大事なのは逃げではなく、我が儘でもなく、自分を見詰める為の1人きり。


今でも1人の時間は好きで、あらゆる場面でココロとカラダに溜め込んでしまった毒を抜く為に1人、
何もせずにカフェで佇んでみたり、ふらっと出かけたりします。
けれど、あの頃と違って今は、帰る場所・戻る場所があるからこそ、
1人の時間がより好きなのかも知れません。






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