美味しく入れるために
〜紅茶篇〜



入れ方のコツ

紅茶:産地茶、フレーバーティー、ブレンドティーに分けられます。
    産地茶はインドのダージリン、スリランカのウヴァ、中国のキーマンが有名ですね。これらは、世界三大銘茶とされております。
    フレーバーティーは茶葉に果物や花の香りを付けたもので、アップルティーやアールグレイがこの中に入ります。
    ブレンドティーは2ヶ所以上の産地の茶葉を混ぜて作られたもので、イングリッシュブレックファーストやセイロンティーがそれです。
    スーパーなどで市販されているモノは、2ヶ所以上の茶葉をブレンドが主です。

    <ホットの場合>
  1. カップとポットを熱湯で温める。

  2. ポットの湯を捨て、茶葉を量ってポットに入れる。葉の大きさでカサが違うので注意。ブロークンタイプなら 茶さじ中盛り2杯、ホールリーフなら山盛り2杯で。

  3. 沸騰し立ての湯を注ぐ。ポット内で対流を起こし易くする為には、高めの位置から注ぐ(これを『ジャンピング』と云います)と良いでしょう。

  4. ポットに蓋をし、蒸らす。ブロークンなら2〜3分、ホールなら3分。因みにティーバッ グなら1〜2分で。

  5. ポットを揺すって濃度を均一にし、茶こしを添えて注ぐ。揺すりすぎると渋みが出るので 注意しましょう。『ゴールデンドロップ』と呼ばれる最後の一滴まで、しっかり注ぎましょう。

カップとポット、茶こしは、金銀をのぞく金属製のものは避けましょう。
金属イオンの味がしたり、特に鉄カップは紅茶のタンニンと結合して水色が黒変してしまいます。


    <アイスティを濁りなく入れるために・・>
 アイスティが濁る原因は、白く固まったタンニンとカフェイン。これを『クリームダウン』と云います。
 クリームダウンを防ぐには、アールグレイなどのタンニン・カフェインが少ない茶葉で入れる、湯の量をいつもの半分にして濃い目に入れ、
 蒸らし時間を短くしてタンニン・カフェインを抑えると良いです。
 冷やす前に甘味を付けるのも手ですよ。
 紅茶は入れてすぐに別のポットに移し、氷を入れたグラスなどに注いで一気に冷やすと、香り・味が逃げません。


紅茶を美味しく入れる為のゴールデン・ルール
1:良質の茶葉を使う。
2:ポットをよく温める。
3:茶葉を量る。
4:沸騰し立ての湯を使う。
5:しっかり蒸らす。


紅茶の銘柄

インド紅茶:インドは世界一の紅茶生産国。世界で飲まれている紅茶の約40%がインドで生産されております。
       ダージリン地方、アッサム地方を含むインド北東部は最も生産量が多い地域です。
セイロン紅茶:スリランカはその昔、『セイロン』という国名でした。名前が変わった今でも、紅茶はセイロンと呼ばれております。
        紅茶の生産量はインドに続き第二位。セイロン紅茶はハイグロウンティー(標高1300m以上の高地産茶)、ミディアムグロウンティー(670
        〜1300mの中地産茶)、ローグロウンティー(670m以下の低地産茶)に分けられ、標高が高いほど香りが高く、渋みやこくが増して高級
        茶とされております。
中国紅茶:紅茶のルーツも実は中国。紅茶の原産地と云われている雲南省をはじめ、多くの省で栽培されております。
       栽培されているものの90%近くは輸出用で、中国国内で飲まれる紅茶は極僅かだそうです。

銘柄 産地 飲み方・特徴 水色
アッサム
(インド紅茶)
北インド ミルクティー。
強い味と香りがあります。タンニンが多いので、アイスティーには向かない。
濃い赤褐色
ダージリン
(インド紅茶)
北インド ストレートティー。
春摘みの一番茶はファーストフラッシュと呼ばれる高級品。爽やかな味と香りから、『紅茶のシャンパン』の名も。
オレンジ色
ニルギリ
(インド紅茶)
南インド ミルクティーやフルーツ、ジュースなどと合わせたバラエティティー。
年中通して収穫されるが、12〜1月の冬茶が上質。
赤みがかった
オレンジ色
ウヴァ
(セイロン紅茶)
スリランカ南東部 ミルクティー。
6〜8月に収穫された茶葉には、花の香りやメンソールの香りのものもあり、『ウヴァ・フレーバー』と呼ばれている。
赤みがかった
オレンジ色
ディンブラ
(セイロン紅茶)
スリランカ アイスティー。
1〜2月に収穫される茶葉が上質とされている。タンニンが少ないので透明感のある綺麗なアイスティーが出来る。
明るいオレンジ色
ヌワラエリヤ
(セイロン紅茶)
スリランカ中央部 ストレートティー。
すっきりとした味わいで、花の様な香りがある。
淡いオレンジ色
キャンディー
(セイロン紅茶)
スリランカ中央部 アイスティー、バラエティティー。
渋みが少なく、香りは芳醇。
赤みがかった
オレンジ色
キーマン
(中国紅茶)
安徽省 ストレートティー、ミルクティー。
バラの香りを思わせる、独特なスモーキーフレーバーが特徴。生産量が少ない高価な紅茶。
明るいオレンジ色
ラプサンスーチョン
(中国紅茶)
福建省 アイスティー。
正露丸に似たくせのある香りは、松柏というフレーバーを染み込ませる燻製茶の為。味わいはマイルドで渋みは少ない。
濃いめの
オレンジ色









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